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ライブ参戦レポ/「NEX_FEST」で“Kingslayer”完全版をついに目撃

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 2023年11月3日に幕張で開催されたフェス「NEX_FEST」で,BRING ME THE HORIZONとBABYMETALの夢のコラボレーションがついに実現した。BABYMETALをフィーチャーしたBMTHの楽曲“ Kingslayer feat. BABYMETAL ”で,満を持してBABYMETALがBMTHのステージに登場したのである。 BMTHがこの曲をライブで披露する時,BABYMETALパートは基本的に音源使用だった。いわば「音源のBABYMETAL」との共演をせざるを得なかったわけである。それは当然と言えば当然のことなのだが,ファンの心理としては「早く両者の共演が見たい!」というひと言に尽きる。その「ファン待望の瞬間」が,ついにと言うべきかようやくと言うべきか,幕張の地で現実のものとなったわけである。 以下は,そのパフォーマンスをステージのはるか遠くから体験した際の感想である。 ◆“ Kingslayer feat. BABYMETAL ” Bring Me The HorizonがBABYMETALをフィーチャーした“Kingslayer”の「完全版」をついに目撃することができた。相思相愛の両者がついにステージで夢の共演を実現。ファンにとってこれほど嬉しいことはない。 ステージは遠かったものの,サウンド的には申し分なし(フェスのトリを務めるBMTHのステージなのだから当然だ)。何より普段よりも自由な感じでパフォーマンスするBABYMETALの3人が魅力的だった。綺麗な長髪をなびかせて華麗かつクールにヘドバンをかます場面ではBMTHのオリヴァーも同じステージに上がり,4人でヘドバンするという何ともエモい光景が繰り広げられた。 ちょっと驚いたのはSU-METALのヴォーカルだ。音源では声にエフェクトがかけられており,そのせいか機械的な歌声のピッチはかなり高かった。一方,この日のライブではもちろん完全に生歌。それにもかかわらず,SU-METALは何ら不自然さを感じさせることなく超高音パートも見事に歌い切っていた。お見事としか言いようがない。 さらに3人のダンスにしても,自分たちの曲ではないにもかかわらず「BABYMETALクオリティ」をきちんと維持していたのはさすが。全編で歌うわけではないので,SU-METALのダンスをいつもよりたっぷりと

ライブ参戦レポ/「NEX_FEST」に降臨!フェス仕様のBABYMETALは超攻撃的だった

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 BRING ME THE HORIZONがキュレートするフェス「NEX_FEST」が2023年11月3日,幕張で開催された。BABYMETALは国内外で様々なフェスに出場しているが,私がフェスでのBABYMETALを目撃したのは今回が初めて。本来ならば2020年3月の「KNOTFEST JAPAN」でフェスでのBABYMETALを初体験できるはずだったのだが,ご存知のように新型コロナのせいでフェスが延期されてしまったので,「フェスでのBABYMETALを見てみたい」という私の願いは叶えられなかった。このたび3年越しでその夢がようやく現実になったわけである。しかもBMTHとのコラボという最高のおまけが付いた状態で。 初めて見た「フェス仕様のBABYMETAL」は,ただただ凄かった。いや正しくは「フェス仕様のSU-METALは」と言うべきか。ここまでアグレッシブに観客を煽りまくるBABYMETAL/SU-METALは見たことがない。これはもう完全に予想外だった。ついでに言えば,ここまで日本語で煽りまくるSU-METALを見たのはメイト歴9年にして初めてかもしれない。良い意味で「行儀の悪いBABYMETAL」という感じで,単独ライブでのBABYMETALは「猫をかぶった状態」あるいは「よそ行きの姿」なのではないかとすら思えた。もちろん,どちらも正しくBABYMETALそのものてはあるのだが。 以下はフェスで披露された楽曲についての感想である。 01.BABYMETAL DEATH ライブのオープニングでこの曲を見るのは何年ぶりだろう。“In The Name Of…”も“FUTURE METAL”もオープニングを飾るに申し分ない曲だが,やはりBMDが一番しっくりくる。なによりのっけからオーディエンスを興奮のるつぼに叩き落とすことができる点が素晴らしい。 02.ギミチョコ!! この曲が始まるや否や周囲の人たちから大きな歓声が沸き起こった。フェスだからこの日がBABYMETAL初体験という人も多かったはずだが,曲のさわりをどこかしらで耳にしたことがある人は多かったのだろう。この曲がBABYMETALの代名詞であることを再確認した次第。 03. PA PA YA!! SU-METALがやや歌舞伎気味だったことが印象の残っている。「祭りだ!祭りだ!」の巻き舌がいつになく